最新情報
弁理士法人ゾンデルホフ&アインゼル特許事務所の公式ウェブサイトです。
今後、知財に関する最新情報や各種お知らせを、当サイトを通じて発信してまいります。
引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

【中国知財速報】「医薬品試験データ保護実施弁法」が正式施行
/
0 コメント
中国における医薬品の知的財産権保護制度に、極めて重大な進展があった。国家薬品監督管理局(NMPA)は、かねてより議論が重ねられていた「医薬品試験データ保護実施弁法」(以下、「本弁法」)を公布し、2026年5月15日より施行した…
https://patent.se1910.com/wp-content/uploads/2024/08/Einsel-IAM-300.png
212
293
Brad Copely
http://se1910.com/wp-content/uploads/2023/07/SE_logo2x.png
Brad Copely2025-10-24 11:43:262025-10-24 11:44:21フェリックス・アインゼルが「IAM Strategy 300: World’s Leading IP Strategists 2025」に選出されました。
中国特許補償制度の初「5年延長」事例
1.背景と制度の概要
2021年6月1日施行の新「中華人民共和国専利法」(以下「新専利法」)において、医薬品特許補償制度(いわゆる特許期間延長制度)が導入された(第42条第3項)。この制度は新薬の上市承認に伴う審査遅延を補うことを目的としており、補償期間は最長5年、かつ上市後の有効特許期間は最大14年と定められている。本制度は、新薬開発から上市までに要する期間が平均10年以上と現長期化している現状を踏まえ、市場における独占期間の短縮を是正する狙いがある。
2.「トップ伸び」の新薬テリリタセプト(Telitacicept)
延長決定の概要
2025年6月、中国国家知識産権局(CNIPA)はRemeGenの主力薬である注射用「テリリタセプト(Telitacicept/商品名:泰愛)」のコア特許(ZL200710111162.2)に対し、1827日(約5年)の特許期間補償を認め、既存の有効期限(2027年6月15日)を2032年6月15日まで延長する決定を下した。これは新専利法施行後、医薬品業界としては第1号の最大補償期間の獲得、いわゆる「トップ伸び」が認められた事例である。
テリリタセプトとは
テリリタセプトは世界初のBLyS(B‑cell activating factor)/APRIL(a proliferation-inducing ligand)二重標的TACI‑Fc融合蛋白である。BLySおよびAPRILの双方と結合することでB細胞の異常活性を抑制するという複合メカニズムを持ち、多発性自己免疫疾患治療で画期的効果を示している。
初適応症の承認:
2021年3月に中重度全身性エリテマトーデス(SLE)を対象として中国国家薬品監督管理局(NMPA)により承認取得。
その後の適応症の承認:
2024年7月に関節リウマチ(RA)、2025年5月に重症筋無力症(gMG)を対象とする承認取得。
重症筋無力の臨床成績:
2025年、American…




